静かな部屋で小さな音でビートルズを聞く夜明け前まだ通勤の車の音もまばらに街は朝日を待っている身を切るような寒ささえ季節を私に伝えてくれる雪が舞い風が踊り氷が輝いて冬を引き立てている私が静けさに漂ってゆるりと動くと冷たい風が頬を引き締め乾いた空気に体から吹き出す温もりが今日一日分の優しさになってしっとりと私を包むおはようおはよう 冬の朝
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