掌を目の前にかざして見てごらん指の間から世界が二重に見えるだろう?掴めない景色こんなにもあやふやな感覚で僕らは歩いているんだ 手と足がバラバラに動いてそれそれ何かに触れている意識は四方に飛び情報はまとまらない全てが必要?全ていらない? 僕らは選んでいく溢れるシグナルの中からその時に一番はっきり見える物をそして発信する君に向けて一つだけ選んだモノを はじかれる可能性も分かっている選ばれない空虚感 絶え間なく行き交うシグナル
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