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yumiの部屋  〜 新着順表示 〜


[2] サイレント
詩人:yumi [投票][編集]

家へ帰ると猫が鳴く
電気を点ける気力も無く

ピンヒールを脱ぎ
ストッキングを捨て
ソファーへと倒れ込む

素足の自分にキスをして
スーツの肩を抱きしめて

擦り寄ってくる猫をかわし
携帯にかかる電話をかわし

熱いブラックコーヒーをいれ
わざと一気に飲み干して


心は穏やか


体の疲れは
この静けさの中に消えて行く


でも携帯の電源は切っておくわ

今日のあなたの別れの言葉も
ジョークとして閉まっておく

さっきの
この静けさをやぶる
携帯にかかる電話に免じて

2005/01/29 (Sat)

[1] あなたの銃
詩人:yumi [投票][編集]

遠くから眺めてるだけで、
良い訳はないでしょう?

傍観者は何も得られない。
見ているだけでは進歩しない。

さあ、
引き金を引きなさい。

逃げられないのなら、
退けないのなら、
目の前の私を撃ちなさい。

さあ、
銃口を私に向けなさい。

その一発で私が変わるかもしれない。
その一発であなたが変わるかもしれない。

そのふるえる手もいずれ、
私を支える手になるのでしょう?

さあ、
撃って。
撃ちなさい。

あなたの銃は、
すでに私に向かっているわ。

逃げはしない。

あなたの銃口に見とれているの。

2005/01/29 (Sat)
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