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yumiの部屋


[6] 長すぎる夜
詩人:yumi [投票][編集]

誰とも比べ物にならないわ
私の薬指に光るダイヤ

幸せの振りして街に出れば
汚い男共が足を引く

横目で流して
お決まりのセリフ

「急いでいるので」

何をそんなに急ぐのか

無駄な時間を過ごしてやれば
後に気付く 長すぎる夜

早足のヒールとは逆に
時間だけが 止まってく

いつの間に捨てて来たのか
しがみついたプライドだけに
私は小指でぶら下がっている

別れてもはめている
ダイヤの指輪がその証

気付けばホームで泣いている
抜け出せぬ地下鉄

終わらぬトンネル
終わらぬ夜

抜け出したい
指輪からも
夜からも

2005/01/29 (Sat)

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