詩人:クィルテット | [投票][編集] |
死んでしまったら
何もかも御仕舞いだ
死んでしまったら
何も残りはしない。
記憶も、景色も、
愛し合った人の気持ちさえも
全て、移り変わる
あの人の《それ》は、
この世から存在が消えた時、
一緒に燃やされてしまった
もう、残っていない
誰の心にも、彼の心にも
あの人は、最後の最期まで
信じて逝ったのだろうか
想いながら死んで
いったのだろうか
消えたくない、と祈りながら
彼ともっといたいと願いながら
あの人は…、あの人は、
殺されたのだ
.
詩人:クィルテット | [投票][編集] |
もう分からないよ
分からないよ
分からないよ
どうして、どうして
裏切られた?
私は、私は、私の
どこがいけないの?
ねぇ、教えてよ
誰か教えてよ
笑顔の下には
傷だらけの小さな心
私だって、笑ってたって
涙がでなくったって
傷付くんだよ?
悲しみの雨が
私に降り注ぐ
感情を麻痺させる
冷たい雨が
.