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十六夜月の部屋


[3] 想い出は忘却の彼方に。
詩人:十六夜月 [投票][得票][編集]

時を止められたらなって
いつも思う。
このままずっとやっていたいって
いつも思う。
叶わないのは分かってるけど、
この皆で、ずっとずっと。

何時も楽しかったから、
最後の別れの時も
何時もみたいに『またね』って分かれたい。
泣いてるのって、惜しんでるみたいじゃない。
このまま永遠の別れだから、別れを惜しんでるみたいな。

この場所で会うことは、もうない。
この場所で走る事も、もうないけど…、
貴方にはまた会えるから。
貴方と別れる事には、涙は流さない。

この『時』と別れるのには、涙が必要かもしれないけど…

此処で泣いた後には、この『時』と別れた後には、
時と別れた事に、泣かない。

背を向けた。もう会えない。
でも、振り返らない。
そこで過ごした『時を』生かす。
そして、共に生きて行く。

それって、『あの時があったから、今がある』って思えるでしょう。
ステキだよね。
だから、これからも走ろうと思う。

これから、これからも、ずっとずっと。
今まで出会った人、これから出会う人、学んできた事、色々のせて、
私はこれからも走っていく。

気持ちの良い風がふいている。
それに乗って、別れを惜しまずに。
…例えそれが難しくても、
明るく、明るく、前向きに

走っていこうと思う。


ずっと
  ずっと。

2005/09/30 (Fri)

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