詩人:夕凪 | [投票][編集] |
遮るものは
それが
透明なガラスで
あっても
壊して
取り払って
風を通す ─‥
心ない人や物に
ぶつかって
突き飛ばされ
転んでも
全身で感じて
知りたい ─‥
いつだって
逆風が
強くしてきた
追い風を
待ちはしない ─‥
遮るものを
取り壊して
予測不可能な
衝撃と
タッグを組んで
全力で
挑んでやる ─‥。
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夜が好き ‥
夜が嫌い ‥
あなたが眠らない
その理由は
どっちなんだろう ‥
星空を眺めて
ぼんやり 考える ‥
私が眠れない
その理由も
どっちなんだろう ‥
夜が 好き
夜が 嫌い
多分 両方 。
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暗闇で
目を閉じて
探した
忘れ去った
記憶を
呼び起こす ‥
いつからか
消えないものを
抱いていた
それは
消えない光とでも
言うべきで
孤独になるほど
強く 強く
この心を
照らし出す ─‥
暗闇で
目を閉じて
感じてる
まばゆい光が
そこにある
一点に
輝きを集めて
確かな道を
指し示してる ─‥。
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優しいことば
かけないでね
泣いて
しまうから
冷たい言葉
投げないでね
泣いて
しまうから
あなたのことば
一つ一つ
どうやったって
泣いてしまう
泣いて
しまうんだ ─‥。
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全てが無意味に
思える瞬間
全てが尊く
感じる瞬間
たった一つが
欲しいと祈り
もっと沢山
叶えと願う
矛盾した方程式
裏表を幾度も
ひっくり返して
そのたび
肯定して否定する
わからずやの
正直者
生身だから
仕方ない
仕方ないから
抱き締める
ことにした 。
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笑い声が
溢れる
世界なら
いいな ‥
争いや諍いや
憎しみ
そんなものを
全部
かき消す位に
笑い声で
溢れ返る
そんな
世界なら
いいな ─‥
あなたに
笑顔を
あげる
ほら、
つられて
笑ったね
あなたの
笑顔が
笑い声が
好きだよ ─‥。
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小さな種を
埋めたよ
勇気を心に
咲かす種
雪の真下で
にっこり
眠ってる
小さな種に
問い掛けたよ
春になったら
その勇気に
逢える ─‥?
相変わらず
にっこりと
眠ってる
本当はね
もうとっくに
分かってる
逢える?なんて
聞いちゃ
いけないこと ‥
だって
種はそこに
眠ってる
にっこりと
眠ってる
春になったら
逢いにいけば
いいんだ
行って
私が咲けば
いいんだ ─‥。
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私の心は
酷く錆付いて
ギシギシと
傷み軋んで
泣いてるけど
もう一度
丁寧に
油を差して
直してあげようと
思うんだ ‥
今度はね
雨風に
さらさない様に
大切に
使ってあげようと
決めたんだ ‥
絶対に
放り出さないって
私の心と
約束したんだ ─‥。
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優しい君の
その国では
木々は
笑う様にさえずり
木漏れ日は踊り
雪でさえ
暖かく
降るのでしょう ‥
優しい君の
その国では
争いは
パレードになり
人々は
武器を捨て
楽器を
奏でるのでしょう ‥
優しい君の
その国では
どんな感情も
優しく変える
そんな君が
虹の橋に座って
今日も魔法を
降らせて
いるのでしょう ─‥。
亞利芻さんへ 。