目を開いて
　見てるこの景色

　現実




　目を閉じて
　感じるこの想い

　真実








　その両方が
　愛しい　私の

　リアル　。

　雲ひとつない
　寒空に向かって


　三羽の鳥が
　羽ばたいた　─‥






　親子のよに
　兄妹のよに

　友のよに　‥






　羽音を重ねて
　風を切り


　今　力強く

　羽ばたいたよ　─‥。

　一度決めたら

　揺らぎはしない





　その覚悟を胸に

　風を待つ　─‥。

　あなたの夢を見た　‥




　そこに居るあなたは
　大声で笑っていて


　幸せそうに家族に
　囲まれていた　‥








　あれは多分　‥
　あなたが見ている夢　‥






　長い眠りの中で


　あなたがずっと
　願っている


　私達の　家族の
　姿なのだと　─‥。

　愛してる
　よりも


　ありがとう
　よりも








　出逢えてよかった　─‥



　その響きが


　全ての愛の言葉に
　思えた　─‥。

　　たとえ明日

　　降っても
　　晴れても




　　あなたに
　　好きだと

　　伝えたい　─‥。

　人は
　哀しみを抱えたまま
　生きてはいけない


　傷はやがて癒える


　痛みは時と共に
　その感度を緩める






　きっと
　それでいい






　人は記憶を
　選び取りながら


　幸せな瞬間だけを
　残して
　生きていく　─‥


　明日への糧に
　変えながら


　強くなっていく　─‥。

　真っ白な紙に
　ペンで書いた
　君の鍵盤


　床に広げて
　嬉しそうに
　弾いてたね　‥






　音のない世界


　君が聴いていたのは
　どんな音　？






　小さな両手を
　弾ませて


　幸せの中
　君は
　輝いていた　─‥。

　潔さでしょうか


　それとも
　ズルさでしょうか　‥








　真意も　また
　消えてしまった　。

　雲に
　逃げ込んだ
　月を
　待っている






　一人
　此処で　─‥。