苦しみに 哀しみに 幾度 踏まれても 汚れても 強い雨風に さらされ 陽の光さえ 届かぬ 深い闇に 閉ざされ ようとも この命 息絶えぬ限り 私は咲いて 見せるのです ─‥ 渇いた地を 潤す程の 勇気を貫き 花弁を拡げ 謳うのです ─‥。
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