詩人:アネモネ | [投票][編集] |
黒猫がひき逃げに遇いました
刑務所帰りのピエロは笑う
僕はさらに大きく笑う
煙草の火がやけに冷たい
ウッドベースが暴れる舞台は
街の外れのダンスホール
開演時間は二十五時
観客席には今日も僕独り
詩人:アネモネ | [投票][編集] |
不安や憂鬱だけならば放り投げれればいいのにな
良くある助言だけならば夜空に溶かしてしまいたい
僕のやりたい事なんて誰かの言ってる不幸せ
どうすりゃ夢を見れるのか
僕の声は聞こえるかい?
平和や自由はいつだって誰の口からも語られる
この世の自由はどんなもの?
僕の自由はどんなもの?
誰かの為に生きるとか誰かの為に死ぬだとか
人の命は他人〔ひと〕の為?
僕の命はなんの為?
命が何処へ向かおうと僕には分かりはしないけど
自由も夢もないのなら誠実さはもう受け入れない
地位や名誉はそんなものどうせ僕はいらないよ
カッコつけるのも好きじゃない
失うものが大きいから