詩人:輝く石 | [投票][編集] |
人を待つ
今から来る人を
心なしか心踊る
待つ時間は長い
一人たそがれる
あっ
来た来た
ここからの時間は短く感じる
ほらね
もう過ぎた
でもまた待つよ
きっと幸せなのだから
詩人:輝く石 | [投票][編集] |
いもむしの様な君
くっついて離れない
僕は愛の樹液をだす枝
いつまでもくっついていて
いつかいもむしの君が
美しい羽をつけて
飛び立つのかな
他の甘い蜜を求めるのかな
どうかいもむしでいて
美しい羽をつけた蝶になっても
僕の甘い蜜をすっていて
どうかいもむしでいて
たとえ美しい蝶になっても
詩人:輝く石 | [投票][編集] |
本当に大切なものは
失ってから気づくことがある
傷ついて深く後悔する
だがまた手にいれることもできる
それがたいせつなものと気づかない
また失って傷つく
繰り返し 繰り返し
それが当たり前のことと
何回も自分で気づくだけ
また何回も立ち上がれる
手に入れた大切なものが
本当に大切だと自分で思えるから
詩人:輝く石 | [投票][編集] |
誰かに優しくした
だけどその人にとっては優しさではなかった
誰かに酷い事をした
だけどその人にとっては優しさのようなものだった
愛する人がいた
僕は精一杯愛している
君にとってそれは何なんだろう
もし僕がすべてをぶつけるなら
それはとても酷い事になるのかな
ならば悪魔になろう
悪魔になって君を愛する
天使のままで・・・
詩人:輝く石 | [投票][編集] |
僕は子供が大嫌いだ
わがままですぐ泣く
周りのことなど気にしない
自分勝手なものだ
誰かに支えてもらわなきゃ
生きていけないくせに
そんな子供が大嫌い
でも最近気付いたんだ
なんで嫌いか
自分を見ていたんだ
子供はきっと人を写す鏡だ
純粋なその瞳は僕を写していた
そんな僕も子供が好きになった
たぶん優しくなった
ありがとう
その透き通る瞳でまた僕を写してくれ
心が黒く染まる前に
何度でも 何度でも
君たちのおかげで助かった
今は雲ひとつ無い青い空の心だ
詩人:輝く石 | [投票][編集] |
夜景を見よう
今すぐ見に行こう
まだ夕方だ
なぁ九時半に迎えに行くから
やだとか言うな
絶対行くし
もう諦めろよ
行けばよかったと思うって
きっと・・・
詩人:輝く石 | [投票][編集] |
自分の心が何処にあるのか
自分は今何がしたい
こんな世の中で色ろんなことが頭を駆け巡る
自分の今一番大切なもの
その大切なものさえ解らなくなる
過去が邪魔をしてる
いや、違う。
本当は誰より自分が知っている
今何がしたいかということ
今何を思っている
今何を考えているかと
でも何もできない
本当にそうなのか・・・
違う、ただ勇気がないだけだと
今更になって自分を責める
人間なんて
そんなものだと誰もが思ってる
本当は自分だけが知っている
誰も知らない
ただ僕だけが・・・
詩人:輝く石 | [投票][編集] |
誕生日に母から一通のメール
お誕生日おめでとう
家を離れてから毎年くる
今年はなれもしない絵文字なんか使って
もうおばさんなんだからやめろよ
誰から送られてくるメールより一番だって
たとえそれが一言でも
なのに・・絵文字なんか組み合わせて
豪華なケーキ作っちゃてさ
外はどしゃ降りの雨だった
家の中なのにメールの画面が見えないだろ
ありがとう 息子より