詩人:アイと勇気 | [投票][編集] |
彼女は昔 大スターだった
大きなダイヤを指にして
きれいなドレスに包まれていた
人気もあったしお金もあった
不自由の無い暮らしに
誰もが羨んだ
それでも彼女は 寂しかった
何かが足りない と孤独だった
誰か私に愛をください
彼女の問いに答える者は誰もいなかった
その男は昔 大スターだった
プール付きの豪邸と美人の妻
自家用セスナで外国旅行
人気もあったしお金もあった
不自由の無い暮らしに
誰もが羨んだ
それでもその男は 寂しかった
何かが足りない と孤独だった
すべてお金で買ったものさ
お金で買えない物などないと
その男は 自分を騙し続けた
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粉雪が舞う
風の中
寂しい風に打たれていたら
君住む街が遠くに みえる
君は何を思っているの
感じているの 欲しい物は
ドレスに指輪
君の欲しい物を確かめないと
今すぐ確かめないと
君が遠くに行ってしまわぬまえに
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君がもし欲しいと言うのなら
僕のつかった財布を贈る
君がもし欲しいと言うのなら
僕がつかったバッグを贈る
君がもし欲しいと言うのなら
僕のつかった定期を贈る
君がもし欲しいと言うのなら
僕のつかった日記を贈る
君がもし欲しいと言うのなら
僕のつかったカップを贈る
君がもし欲しいと言うのなら
僕のつかったネクタイを贈る
君がもし欲しいと言うのなら
僕の庭に咲いた花を贈る
君がもし欲しいと言うのなら
僕の心に咲いた愛を贈る
君は僕の何が欲しい
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君に最後の贈り物
思いで詰まったフォトグラフ
君に最後の贈り物
二人で買ったテェディベア
君に最後の贈り物
そっと一言 さよなら
忘れないでね 忘れないよ
君が僕にくれた思い出だけは
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ボストンバッグを肩から提げて
今夜街に繰り出せば
誰かが言葉を掛けてくる
今夜この街はお祭り騒ぎ
あいつもこいつも
踊り狂う
ゲームの初めはいつも楽しく
ゲームの終わりはいつも寂しい
飲んで忘れられるものならば
朝まで飲んで踊り狂え
it's a game
人生なんてただのゲーム
一夜明ければ
あいつもこいつも あの娘もこの娘も
遠い昔 過去の出来事
愛情も憎くしみも
すべて死んだ奴等にくれてやれ
it's a game
人生なんてただのゲーム
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想いで綴ったラブレター
何年先の君に届く
答えをいつも出せない僕が
答えを早く出したい君に
想いで綴るラブレター
百年先の君も「愛している」
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世界で一番有名な人が産まれた日より
世界で一番大きな時計が出来た日より
世界で一番感動する小説が出来た日より
世界で一番大事だと思えるのは
あなたが生きている
今日
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遠くから 呼ぶ声がして振り返る
そこには 必ず誰もいない
聴き違いだったのかも知れないし
初めから呼ばれてなんかいなかったのかも知れない
ただ明らかに分った事が一つあった
貴女の声はぼくを呼んでいない
貴女の声は もうぼくの耳には入ってこない
悲しいけれど さようなら