詩人:トシ | [投票][編集] |
本当に心優しい人とは、どのような人を言うのだろう?
本当に清らかな心を持った人とは、どのような人を言うのだろう?
本当に信頼できる人とは、どのような人を言うのだろう?
本当に賢い人とは、どのような人を言うのだろう?
本当に強い人とは、どのような人を言うのだろう?
私は贅沢になりたい。
経済的に贅沢になりたいのではなく、人間的に贅沢になりたい。
心優しく純粋で、賢く強く、誰からも信頼されるような人間になりたい。
誰からも認められる素晴らしい人格を持ってして、
なお成長を求める贅沢な人間になりたい。
全ての人を同じように愛しながら、
なお平等とは何かを悩む贅沢な人間になりたい。
世の人の役に立ちながら、
なお自分の無力さに憤る贅沢な人間になりたい。
今の自分は、何てちっぽけで貧乏なのか…。
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友達という関係は永遠だと思い込んでいる。
でも、実際にはそうでないこともある。
喧嘩して別れてしまう友達…
誤解によって離れていく友達…
今までに何人の友達を失ってきたことか…
一時的な感情で離れてしまった友達…
後から冷静に考えると、とても後悔してしまうのに、
それでも素直になることができず、
手を伸ばせば届いたはずの友達も、
気付けば遥か彼方へと離れてしまっている。
でも、ちょっとの勇気…
何とか手を伸ばすことができれば、
今まで以上に強い繋がりを持てることもある。
喧嘩やすれ違いは仕方がないけれど、
本当の友達だったら、
お互いに手を伸ばそうとする努力が必要なのだろうな…
本当の友達だったら、
お互いに手を伸ばそうとする勇気が必要なのだろうな…
できることなら、
しっかりと手を繋いで、
二度と離すことのないように…
しっかりと…。
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気がつくと、自分に嘘を吐くのがうまくなっていた…
いや、うまい気になっていた。
そして、調子に乗って嘘を吐いていたら、
自分の本当の気持ちを見失ってしまった…。
後になって気がついて、とても後悔している…
情けない話だ。
もっと自分に素直になれたら良かったのに…。
もっと早く気がついていれば良かったのに…。
今さらどうにもならないけど…
これで終わりではないのだから、
これからの自分へのステップとして、
今の気持ちをしっかり胸に抱いておこう。
もう後悔はしたくないから…
自分なりに頑張ってみよう。
素直な自分を取り戻すために…。
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私は今、歩いているのだろうな…
一体どこへ向かって…?
この先に何があるのか…。
道に迷ってしまったようだ。
誰かに道を聞こうか?
それとも訳もわからず突き進んでみようか?
それとも誰かが助けてくれるまでここに座り込んでみようか?
明日はどっちだろう?
地図がないと何も分からない。
光がないと何も分からない。
通いなれた道から一歩外れると、そこは何もない広野…
私は何てちっぽけで無力なのか…。
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久しぶりに夜空を眺めた。
何となく外の空気を吸いたくなって、友達と散歩に出かけたら、
小さな公園を発見した。
寝転んでみた。
そこに晴れ渡った夜空はなく、もやもやした雲が一面を覆い尽くしていた。
大きな夜空、明るいようで暗く、近いようで遠い…。
大きな夜空は私を優しく包み込んでくれるのか、それとも、押し潰そうとしているのか…。
妙な気分だった。
星を見つけた。
一つ、二つ、三つ、四つ・・・
吸い込まれるように眺めていると、星は消えていく。
そして余所見をすると、また現れる。
不思議なものだ。
何故だろう…私の心に似ている気がした。
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いつの間にか大人になってしまった。
子どもの頃、大人はとても遠い存在だった。
“いつかは自分も大人になるんだろうな”なんて考えていたあの頃…
大人にはなりたくなかった。
お世辞も建前も大嫌い。
大人から見ればちっぽけなことでも感動して、
新しい発見に溢れていた子どもの頃…
いつからだろう?
一生懸命に生きることを止めてしまったのは…
愚痴ばかりを言って、気に入らないことがあるとすぐ人のせいにしてしまう。
いつからだろう?
何もかもに理由を求めるようになったのは…
自分の利益となる道を探して彷徨い歩いているようだ。
もしも子どもの頃の私が今の私を見たら、
どう思うのだろうか?
やはり“大人にはなりたくない”と思うのだろうな…
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簡単には言えない言葉…いつも心に秘めていた。
傷つくこと恐れず、無防備に心から追い求めていた。
届かぬ想い…いつも心に秘めていた。
君の笑顔が、何気ない会話が僕の幸せだった。
片想いでも良いから、身近な存在でいたかったのに…。
今は長く険しい暗闇の中を彷徨い歩いているよう…
光を探そうともしない僕は、もしかしたら今でも君のことを…
僕の心の奥に理想化された君の姿…現実が見えない。
光に背を向けて歩く僕の心に、閉じ込められた本当の僕…
傷つかないように逃げているだけなのか。
早く解放されたい本当の僕が、そう呟いている。
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もしも私たちに羽が生えているとしたら、一体どんな色をしているだろう。
天使のような純白の羽を纏った人はいるだろうか。
もしかしたら、本当は誰もが羽を持っているのかもしれない。
ただ、私たちが汚れたがゆえに見えないだけなのだろうか…
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明日に辿り着くためには、夜の暗闇の中を歩かねばならない。
それは長く苦しい道程かもしれない。
しかし、その暗闇の中を歩き続けると、いつか必ず明日へと辿り着ける。
やっと辿り着いた明日は晴れないかもしれない。
雨が降り、嵐になるかもしれない。
時には吹雪きになることもあるだろう。
しかし、いつか必ず晴れる日が来る。
そう信じている…
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人は皆、知らぬ間に大人になってゆく。
いつの頃からだろうか…
子供から大人へと成長してゆく過程において、
誰もが仮面を身につけるようになる。
子供のころの無邪気さ、純粋さは徐々に失われ、
自分の利益となる道を探して迷い歩く。
一日一日、ヘトヘトになるまで一生懸命に生きていた子供のころ、
明日が来ることを楽しみにして待っていた。
今、大人となった自分にとって、明日とはどのような存在であろうか。
明日を迎えられることに幸せを感じることができるだろうか…?