詩人:トシ | [投票][編集] |
私は今、看護の勉強をしている。それは何のためか?
別に手に職をつけたいと思っている訳ではない。
人の役に立てる職業に就きたいからでもない。
それは、大切な人を守るため…
もし、大切な人が目の前で苦しんでいるとき、
看護を勉強していれば、何かしてあげられるのではないか?
…という僅かな期待を持って、私は今を生きている…
私は今、料理を教えてもらっている。それはなぜか?
別に彼女の趣味に合わせている訳ではない。
一人暮らしをしたいからでもない。
それは、大切な人を守るため…
もし、大切な人が寝込んでしまったとき、
料理のすべを知っていれば、何かしてあげられるのではないか?
…という僅かな期待を持って、私は今を生きている…
私は今、成長したいと望んでいる。それはなぜか?
別に成し遂げたいことがある訳ではない。
みんなから好かれたいからでもない。
それは、大切な人を守るため…
もし、大切な人が困っているとき、
人間的に成長できていれば、何かしてあげられるのではないか?
…という僅かな期待を持って、私は今を生きている…
私には何もない。でも、大切な人は居る。
それは、生涯で一人だけで良い。
離したくない。離されたくない。
大切な人を失う不安ほど、大きなものはない。
大切な人を失う悲しみほど、大きなものはない。
どうやら今の私は、怯えているようだ…
怯えることは失礼…なのかもしれない。
怯えている私は嫌いだ。
私は、明るく前向きに生きる。
明日を楽しみに生きる…それが私だ。