詩人:トシ | [投票][編集] |
独りになると、昔の自分に戻りそうな気がする。
真っ黒な服装をして、不機嫌そうな顔をしていた私…
ズボンのポケットに手を突っ込み、首を傾げて歩いていた私…
真っ黒なバイクに跨り、サングラスをして走らせていた私…
他人を否定して、誰かが近づいてくるのを嫌っていた私…
どうしてそんなに風に生きていたの?
それはきっと、誰かに気付かれるのが怖かったからだろうね。
自分のことを受け入れるのが怖かったからだろうね。
自分が独りでいるのは、自分が避けられているからではないって、
自分が独りでいるのは、自分が他人を避けているからなんだって、
そう信じたかったんだよね?