詩人:こうさぎましろ | [投票][編集] |
寒いから、こおってしまうのかも。
想いもなおざりに
どうせなら、あなたと笑っている瞬間に氷河期がきますよう…
あぁあ、崩れ落ちそうよ
そう、たったひとりでいるせいだから
無視して欲しいものがちらちら出てきた
絵画の夜空に窓をさがして駆けていた
お腹がすいたから虚しい夢をまたひとつ、食べたの
壊れたと思っていた指先が動きはじめた
ギシギシ…
時々ドクドク…って云いながら
心を探していたんじゃなかったの?
もどってきて、痛むのならいらなかったの…
ときどきトリ使いの夢にしのび込んで
空に描いた絵の題名は
Dear you,Dear you,Dear you…
いつだってどんなときだってタイトルはそれ
言葉を知らなかったわけじゃない
抽象画しか描けないのはあなたがいてくれないから
ちらちら、がぼろぼろ、にかわって
口ごもりながらつぶやく
Dear you,…Dear you…Dear you…
覚めたての夢のなかじゃ you が誰なのかも分からないままよ
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