詩人:桜井 刀寿 | [投票][得票][編集] |
モノも人の流れも
行き過ぎた世界に
生まれながらに覚えさせられた
違和感ある呼吸と
目を開いた時に見えた
誤色の日射しと空、
灰色に見える風を分かる?
映る全ての空間に
そう、目を付けないものに
気付かずに暮らし、
見落としてしまうと、
『もっともっと』って
事情を知らず
さらに場違いな競争をし、
自浄できない
ミスの連続積算が
本当は、何も変わってない、
太陽や空の笑顔、
イキな風回しを探せる目に気付いたら、
変わってしまったのは
人間界だと知る
ならば
ピュアな人々を探そう
まだ間違いを分かる、
わずかな光を自ら熾せる
心(ピュア)を
無駄な飾りを蹴散らして、
昔ながらを取り戻せば
繰り返す歴史上
狭い視野の立場からの
独断と偏見が助長した
過ちの深さを知ったら
この地は浄化する
産まれてくる子ども達も、
こじつけないで あらゆる意味を無理せず、
そっとゆっくり微笑むまで、
溜める息を味わい、
待つだろう