詩人:toshi | [投票][編集] |
今日 君から「いいものあげよか」と
言われ 僕はまたいたずらで おもちゃの虫を
差し出してくるのかと考えた
でも とりあえず「うん」と言ってみた
そして 君が僕に差し出したものは
使いかけのカイロだった
僕はもうそんなに暖かくないカイロを
仕方なくもらう事にした
手渡される時に君が
「ほら 手冷たいし」と言った
確かに僕の手は冷たかったけど
僕は君がもう カイロを必要としなくなっただけで
だから渡しただけなのかと そう思った
実際そうなのかもしれない
でもずっと ポケットに入れてると段々と暖かくなってきて
僕は君のぬくもりを感じているように思えた
僕は単純にうれしかった