詩人:夢花火 | [投票][編集] |
泣く事でしか
悲しみを流せないなんて
子供みたいな
理屈じゃないけど
泣く事すら
出来ないくらいの
大きな悲しみを
背負ってしまった私は
大人じゃないけど
子供でもないの
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いつの日からか
あなたが
想い出に
変わってしまったけれど
二人で見た あの
一等星が輝く限り
想い出じゃなく
それは
次逢うまでの
約束としての 道標
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路地裏から
不意に出てきた 猫
尻尾を少し振りながら
物腰軽く出てきた 猫
僕もお前みたいに
自由になれたら
翼は無くてもいいから
あの人の所へ行きたいよ
横目でチラリと
猫を追う 僕
正反対の暗闇に
互いに静かに消えてった
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世界には何一つとして
確かなものは
無いって言うけど
それは
違うんじゃないかな
確かなものを
確かめる為に
適切な何かが
無かっただけで
この世界は沢山の
確かな“何か”に
包まれているんだよ
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キミの隣にいたい
と いう
ただ
それだけの事の為に
今までついた事の無い
バレバレの
嘘をつきました
後悔なんて
そんなものは
しないものだと
思っていました
だけど最初についた嘘を
隠す為にまたついた嘘で
数えきれないくらいの
嘘をつきすぎて
どれが本当の事なのか
とうの 昔に
忘れてしまいました
教えて 下さい
僕は
どこからどこまでが
嘘なのでしょうか
教えて 下さい
もしかして
僕は
嘘そのものなのですか?
詩人:夢花火 | [投票][編集] |
“常識”ってワクで
早めに括ってたって
そんな囲いは
最初から意味無いよ
だって僕等は もう
生まれた時から
ずっと この世界からは
逃げられないんだもん