おめでとうとは
言ったけれど

僕はちゃんと
笑えていたのかな

多分苦笑い
声も心も震えてた

ただキミが
誰かのものになるのを

許せなかった
この感情

許したくなかった
この感情

そいつはきっと
僕のエゴ

関わっていたいんだ

あの人にとって

僕が
一番で無い事は
分かっているんだけど

それでも

好きだと
思うだけでもダメですか

時が二人の
距離を遠ざけた

時が二人の
笑顔を奪った

時が二人の
幸せの形を変えた

時が二人の
終わりを急がせた

キミに会うまでの
数分間が
数時間のように感じる

キミと会ってから
数分間が
数秒のように感じる

キミと別れてから
再び会うまでの半年間が

長く 永く
数十年のように感じる

ねぇ知ってる？

翼は片方だけじゃ
飛び立てないんだ

ねぇ知ってる？

手を二つ合わせると
大事な物を守れるんだ

どんなに
離れていても

この空は
繋がっている

この満月を今
キミも見てるかな

そんな事でキミに
電話したらどう思うかな

この人以外には

この想いは

生まれないと
本気で感じたんだ

“じゃあ、さよなら
もう二度と
会えないと思うけど”


世界で１番
嫌いなフレーズを

世界で１番
好きなキミに言った

世界で１番
嫌な時間で

世界で１番
無くていい時間だった

あなたといれば、

悲しみは２分の１

喜びは無限大

キミに
近づきたい

話がしたい

笑いあいたい

笑顔で見送りたい

また会いたい

声が聞きたい

近くにいるだけでいい


そう思う心とは裏腹に
僕はまだ上手く笑えずに