知ってるんですよ

僕もう死んだんでしょ？

いや
それ自体は別に
悲しくはないんですけど

ただ

あの娘が悲しむ姿だけは
見たくないんで

僕を生き返らせて下さい

それが無理なら

あの娘の記憶の中から
僕の存在を消して下さい

僕は病気なんだ

きっと病気なんだ

それか
呪いをかけられたんだ

そうじゃなきゃ
四六時中

ずっと
あの娘の事ばかり
考える筈無いじゃないか

色んなものが変わってく


変わってほしくないもの
そのままでいいもの


そういうものまで
変わってく


僕には
それを止める程の


力は無くて

考えるな
思考を止めろ

考えるな
自分を閉じろ

考えるな
だって そうしていれば


傷付かなくていいだろ

現実は
夢のように通り過ぎて

大人と子供の中間地点に
大きく取り残された僕

僕はこれから
どっちへ進めばいい？

昨日に問うた夢の答えは
今日にある、と返された

未練と後悔は違う

そんな事分かってる

でもキミの事見ると

その二つの感情が
一気に胸を 伝うんだ

終電を逃した 俺

始発を待つ 俺

眠いしダルい

でもまぁ いっか


キミの事ちゃんと
家まで送る事出来たから

全てのものに

理由があるなら

僕が生まれてきた

理由を下さい

もしも
あなたに会わなかったら

もしも
好きにならなかったら

もしも
離れてしまわなければ

そんなもしもが宙を舞う

“頑張る事を諦める事”
　を
頑張らなきゃ
いけないなんて

こんな恋は
しなきゃよかったな