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夢花火の部屋


[1] 心花
詩人:夢花火 [投票][編集]

白い花が 咲いている

風に揺れて、野に佇んで。

空には 月が浮かんでいる

白蒼の檻を絡み 突き上げて

その存在を示している

地は猛り 獣は吠える

驕りを隠し 巻き込んで

自らを 無用と謂う

それでも それが真実なら

僕の心は あの白く光る

一粒の光に よく似ている

何万年もの 時を経て
静かに静かに 消えてゆく


白い花が 咲いている

誰にも見られず 揺れている

摘み取る事は 容易いが

咲かせ続ける事は 難しい

そう
この白い花は 心に似ている

2006/09/01 (Fri)

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