詩人:ぐっくん | [投票][編集] |
果てしない道の
先の方から
僕の名前を
呼ぶ声がする
幻のようで
消えちゃいそうな
小さな君に
追い付きたくて
吹き付ける向風に
負けないように
デコボコの道を
走り出そうか今
心が体を動かすから
きっと何かを探してる
遥か彼方を走るHOPE
だから止まらないでくれ
果てしない夜の
奥の方から
僕の未来を
語る声がする
海岸線の灯台みたく
明日を描く君を
掴みたくて
荒れ狂う嵐にも
負けないように
飲み込まれそうな夜を
駆け抜けようか今
手を伸ばす先かする光
嗚呼もう少しで届く
暗闇の先を走るHOPE
だから消えないでくれ
嗚呼どうせなら道は
終らなくて良い
そう、どうせなら夜は
明けなくて良い
走って光ってる
君を追い掛けたいから
吹き付ける向風に
負けないでよ
荒れ狂う嵐にも
負けないでよ
心が体を蹴り飛ばすから
ずっと何かを探してる
僕の前を走り光るHOPE
だから走っててくれ
終らないでくれ
光っていてくれ
消えないでくれ
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涙なんて似合わない
君の笑顔が大好きだ
だから笑って大切な君
果てしなく続く
暗い路地裏が
怖くなったら
空を見上げて
探してくれよ僕を
必ずどこかで
繋がってるから
君は独りなんかじゃない
だって笑えるだろ?
月が独りじゃ
輝けないように
人は独りじゃ
笑えないんだよ
涙なんて似合わない
君の笑顔が見たいんだ
だから笑って大切な君
走り続けても
誰も居ない道が
怖くなったら
深呼吸して
叫んでくれよ僕は
必ずそこまで
駆け付けるからさ
君は独りなんかじゃない
さぁ笑えるだろう?
月が独りじゃ
輝けないように
僕も独りじゃ
笑えないんだよ
涙なんて似合わない
君の笑顔が欲しいんだ
だから笑って大切な君
どうしようもない程に
泣きたくて寂しくて
どうしようもない程に
傷付いて苦しい時は
必ず僕がそばに居て
似合わない涙
拭ってあげるよ
想い続けても
縮まらない距離が
嫌になったら
深呼吸して
叫んでくれよ君は
それでもずっと
大切な人だからさ
君は独りなんかじゃない
早く笑ってくれよ
月が独りじゃ
輝けないように
僕も独りじゃ
笑えないんだよ
涙なんて似合わない
君の笑顔が大好きだ
だから笑って僕の太陽
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部屋の中に潜り込んだ
六時半のアラームの音
いつもの朝と同じ朝
変わらないね慣れた景色
少し曇ったガラス窓
写っていた自分の顔
疲れきった作り笑い
仮面つけた自分が居た
「死にたい」だなんて
誰にも言わない
心にしまったまま
カギをかけて閉じ込める
素晴らしい夢はなくて
現実も見えてなくて
今もとりあえず
生きてるよこの部屋の隅で
触られるのが嫌だ
嫌われるのが怖い
芝居うってだましてんだよ周りの皆を
左の靴と右の靴
色違いが残っている
その靴を履いていた
懐かしいね昔の事
左の靴と右の靴
今もずっと残っている
今はもう履いてみない
おかしいぞって
笑われるから
「泣きたい」と思う
その気持ち
瞳にしまったまま
声を消して閉じ込める
強い意志なんてないよ
受け入れるつもりもないよ
ドアの前で立ち止まってる
脅えているんだよ
笑われるのが嫌だ
間違えるのが怖い
いつからだろう
だましてんだよ
自分の事さえ
死にたいんだ生きてるから
生きてるから泣きたいんだ
脅えてんだ震えてんだ
生きてるから感じるんだ
自分が思うその気持ち
どれもが本当
仮面つけたって自分さ
素晴らしい夢じゃなくても
現実が見えてなくても
今も必死で生きてるんだ
この部屋の隅で
笑われるのが嫌だ
嫌われるのが怖い
いつもそうだよ
ずっとそうだよ
生きてるんだから
体の中に取り込んだ
六時半の外の空気
昨日の朝と違う朝
変わったんだ慣れた景色
赤くなった濡れた目と
白くなった自分の息
暖かい自分が居る六時半の朝
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何かをおぶった時
吸い込んだ勇気を少し
重たく感じた
毛布をかぶった時
吐き出した弱音が凄く
無意味に思えた
ベッドに沈めた
夢物語の英雄さん
アンタがそこで
泣いてちゃダメだ
何でも格好良くこなす
必ず心の中に居る
英雄なんだろ?
だったらいつでも
笑っててくれ
壁に当たった時
失った自信が何故か
透けて見えた
底に落ち込んだ時
届いた慰めが酷い
罵声に聞こえた
ベッドに沈めた
夢物語の英雄さん
アンタはそれでも
泣いちゃダメだぞ
どこかに光を
見つけられたら
もう一度歩く意味になる
英雄なんだよ
だからいつでも
笑っててくれ
見つけてみせるよ
何かを守った時
手に入れた笑顔の数が
生きてる証拠
誰かに頼った時
手放したお礼の数も
生きてる証拠
ベッドに沈めた
夢物語の英雄さん
アンタは底で
終わっちゃダメだよ
寝てたら理想の
僕に成れる
だけど本当の僕じゃない
寝てたら見れない
夢がある
諦めきれない僕が居る
それを支える証拠もある
見つけてみせるよ
自分自身の
ヒーロースマイル
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青色の天井
隙間から顔を出した
うろこ雲を破って
木枯らしが吹く
舞い散るもみじを
ずっと眺めて
掴もうとしたら
また空振りして
大事な物って
掴めないんだよな
転がってる枯れ葉が
命の流れを物語ってる
あぁしていつか
消えるんだろうか
溜め込んだ不安
飲み込んでく日々
天井裏を憎くみながら
明日の朝を夢見て祈るよ
テジタル式の
ネズミ取りをくれ
そして悪い奴らを
追い払ってくれ…と
灰色の天井
鏡の顔を曇らせる
湯気を突抜けて
水滴が落ちる
広がる波紋を
ずっと眺めて
止めようとしたら
新たな悩みが浮かんで
何が大切で何が間違いか
分からなくなるんだよ
続いてく凸凹が
想いの差を訴えている
あぁいつかは
なくなるんだろうか
後回しの希望
込めすぎた期待
天井裏を憎くみながら
ぬるま湯につかるよ
でも君は
それでも僕も
祈ってるんだよ
世界とそれの支配者に
特効薬を
そして両手に
大切な物をくれと
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赤い夕日が
今日の終りを
告げるみたいに
ビルの向こうへ
沈んで消える
そんな景色を
繰り返すだけだと
僕らは嘆いてる
まるで黒猫のように
夕闇に溶けていき
続きのページを
知らない間に
追い抜かして書く
今日も明日もその先も
希望なんて見当たらない
それなら空想で良い
黒いページに
消ゴムで書こう
白い文字で思い通りを
まるでコウモリのように
暗闇に溶けていき
僕の頭で
見えない何かが
身を潜めている
僕もあなたも誰だって
嘘や不安を
飼い馴らしてる
命に影はつきものなのさ
心配するな
君だけじゃない
今日も明日もその先も
光なんて見当たらない
それなら理想で良い
黒いもやもやに
消ゴムで書こう
白い文字で
1つの逃げ道を
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同じフレーズばっかりで
このメロディは
もう飽きた
これが僕らが出した答え
弾きなれた曲に
終止符を打とう
だけど心が苦しくなって
また不況和音を
鳴らしてしまう
君だけが聞いてくれた
僕のワガママ呆れずに
頷きながら
付き合ってくれた
「愛してる愛してる」
意味なんて
分かってないけど
僕は叫ぶよ
言って欲しいよあの言葉
聞きなれた声で
聞きたいよ
だけど変わった当たり前
優しくしたい
そう思う度に
出来ない自分に
苛立って縛る鎖を
強めてしまう
馬鹿みたい
独占したくて
たまらなかった
本当に君を想って
あげられなかった
「愛してる愛してる」
叫べば良いって
訳じゃないのに僕は…
終止符を消したくて
一晩中あがいて
答えなんて分からなくて
怖くて消えたくて
下らないプライドに
終止符を打ち
そして叫んだ
「愛してる愛してる」
理由なんて
分からないけど
本当に思った
優しい僕も馬鹿なエゴも
全部預けるから
「愛してよ愛してよ」
不確かなこの気持ちと
新しく鳴らす
メロディだけ
あれば良いんだ
僕らは歌うよ
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せかせかと
動く世界は
超高速の
エレベーター
ドアが開けば
溢れる程の人の山
僕らは一体
何を思って
何を信じて
扉を開けるの?
出来るだけ早く
出来るだけ上へ
ランプとは逆に
エレベーターは
どんどん落ちてく
いそいそと
進む世界は
超満員の
エレベーター
夢を見ていた
残っているのは
ただのゴミ
溶けだす氷と
脱け殻の山
一体誰が
扉を開けたの?
一体誰が
それに乗ったの?
出来るだけ楽に
出来るだけ便利に
欲望とは逆に
エレベーターは
どんどん壊れる
気づいた人が
階段で上がる
それでもランプは
離れてく
エレベーターが
重すぎる
本当はみんな
気づいてる
汗を流すの嫌だから
知らないふりして
人混みに消える…
僕らはこれから
何を考え
何を目指して
扉を選ぶの?
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足音は1つだけ
何故だろう?
青空の下僕は進むよ
心の地図を
広げて見るけど
現在地さえ分からない
同じ景色の繰り返し
毎日の先に君が居て
時計をくるくる
回してる
そこに着いたら
また幻で
抱きたいけれど
抱けなくて
電波の地図で
君の居場所を確かめる
コンクリートを
染める水滴
晴れているのに
突然の雨
天気雨だろう
隠れる場所は
見当たらなくて
持ってた傘を
広げて進む
理想と現実
覗いてみるけど
どっちが未来か
分からない
同じフロアを
行ったり来たり
階段の先に君が居て
「頑張って」って
聞こえるけれど
傘が邪魔して
顔が見えない
消したいけれど
消えなくて
電波のやりとり
君の笑顔を確かめる
どこか切ない傘の歌
泣いてるような
聞きなれた声
天気雨だろう
降り止まし方
分からなくって
予備群の雲
広がって浮く
僕のハートに溜る水滴
鎖のように
重たいけれど
僕を導くそれになる
雲の合間に見える虹
幻だって分かってる
光っているけど
希望とは違う
だけどもそれが
僕を引っ張る
僕も負けじと
それを引っ張る
僕らは進むよ
コンクリートの上
広げた傘を閉じながら
何故だろう?
足音は2つある
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西に夕日が沈む頃
一番星が目を覚ます
夜空に月が見える頃
君と二人で空を見る
星が増えてく
その度に
思い出話
輝かせたね
望遠鏡も双眼鏡も
必要無かった
ただ君が隣に居れば
それで良かった
目いっぱいに
広がる夜空
君と二人で
星空パーティ
街の灯りが消える頃
星空もっと輝いた
思い出話が尽きる頃
君と二人で手を繋ぐ
鼓動感じる
その度に
星になれない
思い出よぎる
悲しかったね
寂しかったね
言えなかったね
今、全部抱きしめるから
星に変えよう
目いっぱいに
溢れる涙
ぼやける空で
星空パーティ
涙と一緒に
流れる星達
僕達もまた動き出す
思い出話の
続きを作る
悲しみも痛みも
増えるだろうけど
その全て僕達二人
それで良いんだ
空いっぱいの
流星群
僕達二人の
星空パーティ