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番犬の部屋


[16] 無題
詩人:番犬 [投票][編集]

淀んだ深みで

ひとしずく

大気が揺れた

心の奥で

閉じ込めた多くが

嘆いては諦め

信じる先もなく

途方もない虚無感

歯を削り

すり潰した苦味

とてつもない苦味

こんな絶望があるとはな

世界よ

教えてくれてありがとう

2006/11/08 (Wed)

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