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番犬の部屋


[39] 無題
詩人:番犬 [投票][得票][編集]

JP.2006秋の終わり頃

世界の片隅から送るぜ

ちっぽけな虫けらのボイス

ストレンジ・ツリーの果実を

ジャムにした言葉を詰め込んだ価値観

人生は靴底をどれだけ減らしたか

それにかかっていると言って過言ではない

楽な乗り物もいいかもしれないが

それは死をも早く連れてきてしまう

揺れても揺れても微動だにしない

確かな足腰は裏切りを知らない

まだまだ先は長く

湿っぽい暗さと寒さと

時たまの光のどしゃ降りと

深さ無制限の闇の繰り返し

進むべき道はどちらですか?

聞いたって誰も教えてはくれないよ

自分で選ばなくてはならないぞ

踵に何を感じさせるか

瞳に何を焼き付けるか

選べる道の数はかぞえるのは飽きたろ?

自問自答はするが答えはすでに出てる

2006/11/20 (Mon)

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