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きりさめの部屋


[9] 目の前の遠い人へ
詩人:きりさめ [投票][得票][編集]

まだ寒い冬の日
久しぶりに君を見た

君はもうまるで別人のよう

僕が愛した頃の君はもういない

あの頃の面影すら見つけられなくて



君の手を離してからは
前に進むと決めたのに

進んでいくのは君だけで遠く見えなくなってく



あれから長いことたったけど
まだ頭の片隅に僕はいますか?
嘘でいい
「いる」って言ってくれるだけでいい

君の中から消えるのが
一番怖いよ

2008/03/29 (Sat)

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