詩人:セブン | [投票][編集] |
暗い海底に うち捨てられた
名もなき 石像のように
夜の底に沈んで ひとり…
過ぎてきた 季節と
愛したひとの 記憶を辿る
叶わなかった 願い
届かなかった 想い
今では
流した涙さえ 愛おしい
そこには 確かに
生きた 証があって
夜の底に 沈みながら
そっと 抱きしめてみる…
詩人:セブン | [投票][編集] |
その人のことを 考えていた
あの日 潮風に髪をとかせて
碧い空の向こうから
白く細い指で
ふわりと 新しい夏を指し招いた
その優しい横顔が まぶしくて
僕は そっとサングラスをかけた…
また あれから幾度目かの
君のいない
夏がくるね…