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umiの部屋


[8] 知覚
詩人:umi [投票][得票][編集]

洗面所の鏡の前で髪をとく女
入口の陰からのぞいてる彼の幻視

ありがとう。僕も好きだよ。
ニコニコと微笑み頷いているのは彼の幻聴のため
僕は幸せになっていいの?
彼女と2人なら生きて行けそうな気がするんだ。
そう言ってまとめた荷物の中身は枕とパジャマ

何処に行くの?と尋ねたら

彼はひとしきり考え黙ってベッドに横になる

そして現実に気付く
鞄の中身を取り出しながら、ポロポロと涙を流す
彼の愛する人は彼の頭の中に生きている

2008/12/29 (Mon)

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