詩人:雨千代 | [投票][編集] |
すくいたい
すくいたいのに…
すくえない
あなたの心
あなたの心は
私の間をすり抜けて
すくえない
すくえないのが
もどかしくって
砂はいつも濡れて
砂はいつも私の雨が
降っていた
それでもあなたは
私を見てくれなくて
それでもただ
あなたが私を見るまで
砂をすくい続ける
詩人:雨千代 | [投票][編集] |
喉に引っ掛かった
黒く痛い塊
取りたくても取れない
取れなくて目から涙が
こぼれ落ちていく
周りを見たら
涙で汚れていた
涙をこぼしたあと
顔仰いだら
世界が眩しく感じました