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秋庭 朔の部屋


[109] 風の鈴
詩人:秋庭 朔 [投票][得票][編集]


ちらりん

そっと
視線泳がせて
誰か探してる

じっと
黙ったまんま
傍を通り抜けた

ちろりん

涼し気に
きみが微笑んだ

こんにちは
きみには
ぼくが見えるの?

見えない
けど感じるの
あなたがいないと
あたしは歌えないから


流れ者の旅人は
色が付きそうなくらい
ドキドキしていた

また
遊びに来てもいい?

うん
待ってる
この軒下で

じゃ、また

ばいばい




チロリン...
風に吹かれて



















2008/07/19 (Sat)

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