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秋庭 朔の部屋


[45] 青色ドーパミン
詩人:秋庭 朔 [投票][編集]


自律神経が生来
不完全にしか
機能しない。

心拍数や血液循環も
自分の意思で脳幹に
統制指示を出さなければ
生命を維持できない。

昨夜は朝方まで
ゲームに没頭し過ぎて
酸素供給指示の出し忘れ
という単純な
ケアレス・ミスで
窒息するところだった。


外形力の行使なくして
自分の意思だけで
自発呼吸を
完全停止させる事は
一般の人には出来ない。
なぜならば、呼吸は
胎児が自己意思で
始めるのではなく、
それは「起こる」もの
だから。

生かされている人達への
羨望を禁じ得ないのは
生かされている事自体が
選ばれた証しである
という事実に彼らが
無邪気な程、無頓着
だからだ。


生きる意思の
一瞬の欠落が
私の命を奪い去る。
精神は言うに及ばず
身体的生命維持機能の
すべてを自力・独力で
統・管轄しなければ
ならない。


指先が冷たい…
血液を少し余計に
供給する。
あと脳内が酸欠気味で
睡魔に襲われてる。
リミット残り3分。
ゆったり急がねば。

2007/12/23 (Sun)

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