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秋庭 朔の部屋


[91] 成り損ない
詩人:秋庭 朔 [投票][編集]


横に並んで
手足拡げて寝てた

XX

ふたりいつも一緒
記憶にないけど

ある日片足がもげて
あたしがぼくになった

XY

ぼくはきみの
成り損ない

勝てっこない
ぼくらは
きみたちに

だから
手を繋いで
ひとつになった

2008/04/30 (Wed)

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