ホーム > 詩人の部屋 > 秋庭 朔の部屋 > ぼくの空

秋庭 朔の部屋


[96] ぼくの空
詩人:秋庭 朔 [投票][編集]


細胞は
刻一刻と死に続け
刹那刹那に新しく
生まれ変わってゆくのに
自我だけが頑固に
しがみ付きたがる

激しい雷鳴も
重く淀んだ暗雲も
何時までもそこに
留まってはいない

目を閉じて
静かに呼吸すれば
ぼくはいつでも
澄み切った空になれる

変えられない現実も
自分が変わるだけで
晴れ間が見えてくる





2008/05/12 (Mon)

前頁] [秋庭 朔の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -