作り笑い

お世辞

善人面

嘘つき

ああ　皆私だ！

雨は涙を流してくれる

雨は悲しみを流す川かもしれない

雪は夢を観させてくれる

雪は汚れたものを隠してくれる

雪のように真っ白になれたらいいのに

こんなに汚いわたしだから

戦争になったら
　　人を殺してもいいの？
たくさん殺した人は
　　英雄になるの？

人に罪悪感なんて
　　あるんだろうか
正直に生きようとすれば
　　罪悪になるのかもしれない

作り笑いと愛想笑い
　　それが正義というならば

いっそ私は悪人でいいよ

私は誠実でいたい

ずっとずっと同じ心を持ちつづける

そのための努力はしてきた

私は誠実でありたい

でも、きっと

それって世渡りが下手ってことなんですね

優しさって　何だろう

思いやりって　何だろう

例えば　お年寄りに席をゆずったら

優しいですか？

例えば　誕生日のプレゼント贈ったら

優しいですか？

優しい言葉をかけたら、優しいですか？

みんなみんな　空言のようには　思いませんか？

人の心をどれほど

その人がどれほど心を使ってくれたか

それを　考えれば

それを　感じる努力をすれば

もしかしたら　それが「思いやり」かもしれない

雪の中　動物園に行ったよ

鳥の館に行ったよ

小さな鳥が　私の近くにとまったよ

じっと見つめてくれたよ

手をのばしても、逃げていかないんだよ

そっとなでたら

満足したみたいに飛んでいったよ

ありがとう

ありがとう

私の小さな幸せ

私の心は冷凍食品

もう解凍出来そうにない　冷凍食品

電子レンジに入れたって　

　硬く凍ってしまった　冷凍食品

無理に解凍しようとすれば

　こなごなに壊れてしまう　冷凍食品

こんな心を解凍出来る

　暖かな心のレンジ

誰か知りませんか？

ねぇ　嘘ついてて幸せ？

ねぇ　人だましてて楽しい？

自分だって　だましてる？

見せ掛けの楽しそうな自分って　素敵？

私は　そんなの　もういらないよ

私の小指と　貴女の小指

白い糸で結んで

　　２人の小指から

赤い血が　糸の真ん中でつながって

　「ずっと一緒にいようね」って

あの時の糸は　まだつながっているのだろうか

貴女と歩いた　あの道の

ふたりのあしあとは　もう残ってやしない

貴女と行った　神社の初詣

あのときの　絵馬も　もう残ってやしない

ふたりで行った　お気に入りのお店

もう　無くなっちゃった

ふたりで見た夕陽　同じように見れたよ

違っていたのは　ひとりだったこと

たくさん　消えたけど

貴女のあしあとは　わたしの中に残っています