貴女がくれた　小さな言葉
「わたしなら　いいんです」
貴女がくれた　小さな仕草
　
　そんな小さな　一つひとつ
　自分でも気づかないうちに
　私の心につきささり
　いつしか心が砕け散っていたんだよ

砕けた破片の　ひとつひとつが
貴女の幸せを祈り
貴女のために出来る事を探している

　消えそうで消えない破片達
　今でも貴女を探しつづけている

もう何もないのに・・・

雪よ
雪よ
もっと　もっと　この世を包んでおくれ
この世の　醜いものを
みんな　みんな　包んでくれないか

雪よ
雪よ
もっと　もっと　冷たく凍らせておくれ
私の心を凍てつかせ
動かぬように　凍らせてくれないか

雪よ
雪よ
貴女が空気を綺麗にするように
私の心の全てのものを
すべて凍らせ　流してくれませんか

心臓が飛び出るほどの　勇気を持って聞くね

　　私は貴女の重荷になっていませんか？

　　私は貴女に負担をかけていませんか？

　　貴女の悩みは私が原因ですか？

もし、そうなら

もし、そうなら

　　何の遠慮もいりません

　　何の心配もいりません

私はいつでも　その重荷を取り除いてあげます

　　その原因をなくしてあげられます

貴女が

貴女のことが

本当に好きだから・・・

立ち上がれ　自分
起き上がれ　自分

もう　疲れきっているのは　わかってる
もう　消えたいのも　わかってる

でも
立ち上がれ　自分
起き上がれ　自分

最後に　せめて最後に
おまえが生きたあかしとして

倒れたままの姿で終わるな

最後に　せめて最後に
立ち上がって　前を向いて終わろうよ

もしも　私が死んだら
人生に生まれ変わりがあるとしたなら

私は　貴女にふさわしい人になりたい
貴女に愛される人になりたい
たった一人でいい
貴女にだけ愛されたい

私は必ず　貴女を見つけ
そして　必ず
誠実な心があることを
一人だけにささげる心があることを
どんなにかっこよくなっても
どんなにかしこくなっても
どんなにみんなから愛されても
一人だけにささげる愛があることを

私は証明出来るのに・・・

今の私に出来ることは
貴女の前から消えることだけ・・・

なんでもないです

貴女が言う

そう

私が応える

とても　遠い　遠い　貴女

なんでもないはずの　一言

深い　深い　意味を持つ

昨日まで　嫌いだった野菜

明日　好きになれますか？

昨日まで　嫌いだったテレビ

明日から　好きになるんですか？

小さい頃に　好きだった絵本

今でも　大好きです

エミリ・ディキンソンの詩集

ずっと読んでいます

一度好きになってしまったら

ずっとずっと変わらない

例えそれが世界中の人が間違いだと言ったとしても

それでも　私は変われない

変わるって事は　嘘をつくこと

変わってみせるのは　嘘が上手くなること

私はダメな人かもしれない

それでも　私は変われない

嘘をついて生きるより

このまま変わらずに消えたいと思う

人の存在価値って　何処にあるの？

社会のためになってること？

仕事が出来ること？

人気があること？

お金を持ってること？

社会的地位があること？

　　どれも　私には無いなぁ

私の存在価値は　必要だと想ってもらえる人がいること

でも　それは　貴女でなくてはダメなんです

もう　無いんだよね・・・

なんでもない一言も

ささいな　ささいな一言も

貴女が言うと　違うんだ

なんでもない人の言葉なら

なんでもない一言も

貴女が言うと　違うんだ

ごめんね　私には

なんでもない言葉に受け止められなくて

ごめんね　私には

ささいな一言に出来なくて

貴女を大切に想えば想うほど

貴女の一言は　どんどん重く

なってしまうんです

ごめんね　ごめんね

小さな　小さな　私

それでも　大切な宝物

貴女の小さな一言が

しあわせな時間は
　
　　　楽しい時間じゃないよ

しあわせな時間は

　　　苦しいだけの時間じゃないよ

しあわせな時間は

　　　誠実な時間

しあわせな時間は
　　　
　　　素直な時間

しあわせな時間は

　　　信じてる時間

しあわせな時間は

　　　信じられてる時間

不幸な時間は

　　　何も無い時間