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椿 みなと(元 華々)の部屋


[333] summer snow…
詩人:椿 みなと(元 華々) [投票][得票][編集]





季節は夏


グラスの中で
角砂糖の雪が降っていた
その雪から生まれる蜃気楼

もやもや…
くだってゆく珍しい蜃気楼

ゆらゆら…
散るように降ってゆく粉雪



気温35℃
灼熱地獄の中
蝉は世話しなく鳴いている


ふと思った


蝉は
鳴いているんじゃなくて
まるで叫んでるみたいだ


こうも思った


だとしたら
なんて叫んでいるんだろう



人間のアタシには
わからない事だけど
何かを必死に発信してる


それだけは
アタシにもわかる








季節は夏



蜃気楼と粉雪
現実ではあり得ない世界が
グラスの中で存在してる



こんな世界の
中心に居るのは蝉とアタシだけ



アタシがもし今
蝉のように
何かを必死に発信するとしたら
なにを発信するだろう



気温35℃
頭がクラクラするような
灼熱地獄



そんな現実
ひっくり返るくらいの
なにかを発信したい



summer snow…
真夏の蜃気楼と真冬の雪



一緒に存在しないはずの2つ
グラスの中で確かにそれは存在した



夢のような世界で
現実を忘れるほど美しくて



summer snow…

夢と現実
その狭間で揺れるアタシたちは
きっと必死で生きている
必死だからこそ
時々、夢を見る



そんな感じでいいんじゃないかな


summer snow…


発信したい人へ届きますように




楽には生きれないけれど
楽しむ事を、忘れないで










2017/07/24 (Mon)

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