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リコの部屋


[64] あまざらし
詩人:リコ [投票][得票][編集]

オイルの切れたライターみたいだ



引きだしの中に溜まっていくそれを
捨てれないでいる



夜を越すのが苦手だ
目を瞑れば
笑ってしまうほど意味のわからない夢を見る



いないはずの君が僕を見ている



助かる方法を知らされないまま朝を迎え



スライスされた空間から動けずにいる




時間だ
気の抜けたコーラを飲み干す
教科書を捨てたのは
他ならない僕だった




湿ったコンクリートに舌打ちをしても




雨は止むまで降り続ける




2006/11/28 (Tue)

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