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冥の部屋


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皆に聞かれた、ある言葉

誰にも聞かれなかった、ある言葉

どれも同じ言葉であるべきなのに、優劣決めて背比べ

賛美の数で決めつけて、少なければ忘れてしまう

否定され、天秤から溢れた言葉は、

音もなく、

落ちていった



どうか嫌いにならないで

貴方から生まれたその言葉

どうか覚えていて

貴方が紡いだ一つ一つの、その言葉を


2012/06/18 (Mon)

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