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哀緋の部屋


[7] 僕は僕を要らないと思う
詩人:哀緋 [投票][編集]

僕は僕を必要としてない
けど
僕は誰かに必要とされたい
どんな形でもいい
たとえそれが体だけの存在でもいい
でも
本当は嫌だ
そんな一時の必要なんていらない
わかっていながら必要とされたい
だから僕は自分を汚す
僕の体でもいいなら
使っていいよって
だけど
それに堪えられなくて
僕は僕に罰を与える
傷物には傷を
痛みには痛みを
僕は僕を要らないと思う

2008/12/02 (Tue)

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