儚さに存在感などはなくただ物憂げに息をはきだした窓に残した記憶のメッセージ歩み寄りはない昨日、午前3時。音もなく零れた恋とか理解とかそんな話じゃない冷静に透明に冷めてゆく依然として行方不明明け方の匂い笑った横顔ただ愛しいだけ焦れて呟いた言葉空が吸い込んで伝わらない部屋の片隅ひとりまるで独り言みたい昨日、午前3時。滑り落ちる半分だけの夢