低く感じる空の色に癒えない過去を映してアスファルトに溜まる水色に言えない言葉を残して歩き続けることにいまは意味はないけれどその先にはきっと虚ろな今日は映らない誰かが言ってた六月の咲き乱れた華やかさ雨に撃たれて摘まれた恋のその先でまた六月の雨に濡れて――。
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