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琴の部屋  〜 新着順表示 〜


[7] 反省
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ううん

君は素敵

きっと私よりも

ずっと透き通ってる

優しいんだ

優しすぎるの

価値観を押し付けてるのは僕の方

2013/02/13 (Wed)

[6] 左の手首
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生きたくない
死にたくもない

死に執着しつつあり
生きることに依存しつつある

そんな狭間で

存在確認だとか
生きることを実感するだとか

原因は様々だし
人は皆違うでしょう

酷い欲望や嫉妬を正当化して当たるより
こっちの方が全然良い
何が悪いの?
人の個性を認められないなんて…

でもね
子供を授かった時
その子がそんなことしてたら
理由はどうであれ
ショックを受けるでしょう
自分を愛してくれる人の
気持ちも理解しない幼稚な人ね

なんて

親に愛されない子供もいるらしい
そんな親が悲しむとも思えないの


もう、絶対やめて!
と言われた
プレッシャーだった
どうしたらいいんだろう
僕のはけ口が無くなっちゃった

その分君が埋めてくれるの?
そんな簡単に言わないでよ

毎日こんなにキッツイんだ
笑って過ごすけど

単なる価値観の押し付けなだけ

2013/02/13 (Wed)

[5] 本当
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ただ自然発生した生き物は
生きる意味を考えて
糧を求め 夢を持ち
憧れを追いかける
そのために何かに属し
将来ばかりみて
周りを気にしては
嫌われないように過ごす日々

他を認めず毒ばかり吐き
自分の事は棚に上げるが
周りからは認められることなく
結局独りで堕ちていく

いつの間にか常識を押しつけられ
したいことをする前に
ルーティーンを繰り返し
ルールのレールに乗って
大きい道だけを歩いていると
気づいた時には枯れている

死を恐れ紙切れで命を買い
時間は苦しみと共に過ぎていく

多数決で正解を決め
それが正しいと誰もが錯覚し
白い眼は少数派に向けられる
目立つ事をすれば「仲間」
という枠から区別され
弱いものが本当の強さを持つものに攻撃する

皆のものなのに
領土などを気にして
同じ生き物が殺し合いをする

ただの紙切れに踊らされて
したかったことも達成出来ず
信頼を失い
大切なものは去っていく

そんな生き物は「人間」というらしい
「人間」が作り出した濁った世界
そこで生まれた私もその1人

唯一の救いは
人間に「心」があること
心だけは濁らせず
透き通る眼で見た世界は
綺麗な色に染まっているはず

そんな事を考えた
灰色の空の下
コンクリートの隙間で生きる花に
色を感じたとき
私は「本当」を見つけた気がした



2013/02/13 (Wed)

[4] 黒く、白く。
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たまにこのまま死んでもいい
って思ってしまう
でも本当に死のうとは思えないよ
だって1人で生まれてきたわけじゃないもの
少なからず愛されてきたから…

けど僕はもう色んな色に染まりすぎて疲れたんだ
せめてこの雪のようなまっしろな心でいたくて
雪の一部になろうと試みた
でも無理だったみたい
僕は人間だから雪にはなれないんだってさ
はぁーどうしてか上手くいかないことが多すぎるのです

2013/02/12 (Tue)

[3] 坂道
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心地良い向かい風も
君と一緒に下りた坂道も
思い出すたびチクッと苦い
苦みが口の中に残るように
心の中でぐるぐるさまよう

僕はいつも君のことを思ってた
君もいつも僕のことを想ってた

僕もいつも君を想ってた
君はいつしか僕を想わなくなった

僕は立ち止まった
君は自転車をこぎ続けた

だんだんと
君の背中は見えなくなってくのを覚えてるよ

今では思い出
チクッと苦い思い出

でもずっと心の中にあるの
もう行ってしまった君を
追いかける気もないけど
この坂を下るたび考えるみたい


2013/02/12 (Tue)

[2] COPY
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「解らない」
鏡に移る人に尋ねた
「あなたは誰ですか?」
鏡の中の人は答える
「Cです」
それから会話をし始めた
鏡を見るたび尋ねる
「あなたの名前は何ですか?」
鏡の中の人は答えた
「Cです」
学校に行っても家に居てもCは居るようだ
それが安心することもあった
「あなたに写っているものは何ですか? 」
「Cです」
Cという人はそれしか答えなかった
ある日Cはいなくなっていた
不安になった まるで自分自身がいなくなった様だった
私は鏡をたたき
誰かを探した
Cを探した
そして自分自身を探した
しかし私はCではなかった
自分自身のコピー
気付く
私は鏡の中にいた

2013/02/01 (Fri)

[1] 繰り返し
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夜がくると、ふと思う
また朝がくるのか、と
朝がきて目が覚める
また朝がきたんだ

いつもどおりの忙しい朝
遅刻しそうになりながら
ギリギリに学校に到着する
待っているのは退屈な授業
みんな同じ格好をして
共通の話題をみつけては
愛想笑い

もううんざりだ

私は教室からとびだした
学校から急いで離れて
静かな町を放浪する
塀の上に座っている一匹の猫
私は猫に話しかけた
「猫はきままでいいね」
猫は言った
「人間は自由でいいね」

私は目をあける
そこはいつもの教室
いつもと同じ風景
夢を見ていたんだ
教室をとびだす勇気などない
私は映る世界と同じ色に同化した
自分を消した

「自由とは何だろう」

2013/02/01 (Fri)
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