心地良い向かい風も
君と一緒に下りた坂道も
思い出すたびチクッと苦い
苦みが口の中に残るように
心の中でぐるぐるさまよう
僕はいつも君のことを思ってた
君もいつも僕のことを想ってた
僕もいつも君を想ってた
君はいつしか僕を想わなくなった
僕は立ち止まった
君は自転車をこぎ続けた
だんだんと
君の背中は見えなくなってくのを覚えてるよ
今では思い出
チクッと苦い思い出
でもずっと心の中にあるの
もう行ってしまった君を
追いかける気もないけど
この坂を下るたび考えるみたい
2013/02/12 (Tue)