２人で歩いた道で
四つ葉のクローバーを見つけた

『あげる』
と差し出したあたしに

『お前に必要だからこのクローバーはお前が見つけたんだろ』

とあなたは言った


いつかあなたに
このクローバーが必要な日が来たとき

あたしは迷わず
あなたに差し出そう

あなたに出逢ってから


涙がいくつ必要だった？


あなたに出逢ってから


心がいくつ必要だった？


あなたに出逢って


『好き』ってことの


寂しさと喜び


一生分やってきた…

いつだって笑って淋しがって

なんだって欲しがって
拾い出した


誰だってあなただって
私だって

笑って泣きじゃくってまた笑って
そうやって
大人になっていく

本当に必要なら
呼ぶだろう

本当に行きたいなら
迷わないだろう

本当に会いたいなら…

優しいコトバをかけることなら
誰にでもできてしまう
だけど
愛を持つことは
誰にでもはできない


幻想を与えることは
誰にでもできてしまう
だけど
真実を見せることは
誰にでもはできない

一緒にいたくて

恋人になって

いずれくる別れを恐れて

友達になって

友達に戻れないから

離れるしかなかったの？

私が私を守れない

なのに

誰を守れよう？

何を守れよう？

あなたによって空いた穴は


あなたにしか


ふさげない


ならばこの穴は


塞がる日はないのかも知れない…

守って欲しかったんじゃない
守りたかったんだ…


必要として欲しかったんじゃない
必要としてたんだ


ただ それだけなんだ…

明日の約束を


当たり前のように


笑って話していたあの頃…