詩人:ワーズワーク | [投票][得票][編集] |
夢を見るスピードって
現実の時間の何倍なんだろう?
脳内の神経細胞であるニューロンは
光の速さでかけめぐっているというけど…
夢って ミラーニューロンが主役なのかな?
ある朝 電話の呼び出し音がして目が覚めた
なぜか 夢の中でも電話のベルが鳴っていた
しかも 着信音が必然的なストーリーの帰結として
自然で 辻褄のあう物語の夢を見ていた気がした
瞬間 夢から覚めた日常の空間と
夢の中で起こった出来事とは
整合性やリアルさがあって
生き生きとした記憶があった
でも 意識が徐々にはっきりするにつれて
夢物語はまぼろしの彼方へと消え去っていった…
3倍速で録画をすれば
3分の1の録画領域ですませられるけど
3倍の速さで画面を観ても
会話やストーリーの流れを理解するのは至難の技
でも ひょっとして夢の中の時間は猛スピード?
ふだんは10分の1しか使っていないといわれる脳の
能力の限界までフルに使って
だれもが「フラッシュ暗算」できるかのように
光速のスピードで夢を見ているのかも…?
ぼくらは毎夜 光速を身につける
光速度で恋をして
光速度でお別れして
一晩で一生分の時間がかけめぐっているのかも?
だから人は
翌朝 別人になっているのかもしれない…