詩人:如月蒼雪 | [投票][編集] |
貴方には
わたしにしか
見えない
尾がある
嘘をつくと跳ねる癖
笑うときに振る癖
いつも見ている
いつも
わたしにしか
見えないから
I see tail
詩人:如月蒼雪 | [投票][編集] |
期待に応えられないから
私には居場所がないのです
あなたが見ていた未来も
わたしが見ていた未来も
幻にすぎなかったのです
あなたの価値観から
解放された私
これも幻でしょうか
詩人:如月蒼雪 | [投票][編集] |
幼いころ
あなたの顔色を
いつも伺って
子供を演じておりました
変わることなく
今もあなたの舞台で
震え 口を紡ぎ
私は演じております
いつ振り上げるのか
その右手に怯えながら
私は演じております
詩人:如月蒼雪 | [投票][編集] |
誰に好かれるもなく
誰に嫌われるもなく
嘘つきの
もう一人の「わたし」が
私になるでしょう
孤独を怖れて
私を
「わたし」に任せて
私はまた独りに
私が消えれば
私の為に泣いてくれますか
百鬼夜行の私を
嫌ってくれますか