詩人:如月蒼雪 | [投票][編集] |
巨大な駅を枕に
眠る人々
きっと昨日も
そして明日も
一種異様な空気に
単純な嫌悪感
何故か平穏
誰もが知る新宿で
あまり知られない
現実 この現実
そこを抜けると
街はネオンと吸い殻で
溢れているから
同情と罪悪感を振り払い
ただ
人となって
歩き出すのです
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二月
憂鬱の美学
年の瀬はいつやら
新年の慶びは薄れ
ただ春を待つ
豆を撒きながら
趣と同時に歳を知る
白い季節に映える茶色
アンニュイな息
億劫なはずの雪
時がたてば
恋しくなることも知る
ただ
憂鬱を肴に
二月に酔うも
殊更の美学
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自分を大きく見せ
敵を増やし
ときに悲劇的な人生を
練り上げ作り上げ
同情まで集める
真剣なふり
傷ついたふり
素人は知らない専門用語
まるであるかのような
才能 知識
そして自分に溺れる
ヒューマニスト
ナルシスト
目立ちたい 見てほしい
全てが売名行為
自己満足の
売名行為
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やっぱり
独りは寂しくて
誰かのそばに
だけど
それもまた不安で
ある程度距離をおく
それを
繰り返して繰り返して
今更気付く
嗚呼
本当の孤独とは
こういうことかもしれない
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少年
凶悪犯罪
不思議に思う大人達
いじめ
引きこもり
表面だけ見るこの社会
狂ってる 狂ってる
誰もが持つ
心の闇
気付かぬ間に
膨らみ 広がり
あとは
破裂の刺激を待つだけ
今日は
笑って過ごせても
明日は我が身
明日は我が身
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小さな恐怖
逃げるため
右足かける
下を見られず
降りられず
登る登る
彩る景色は
良くなれば
登りきるのか
戻るのか
登った距離だけ
恐怖を育て
すでに地は見えず
先も見えず
今は
この右足を恨むのみ
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みんな
嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき
みんな
自己中自己中自己中自己中自己中自己中自己中自己中自己中自己中自己中自己中自己中自己中自己中自己中
私は操り人形
言いなりの
操り人形
ストレス緩和にもってこいだ
みんな
消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ