詩人:如月蒼雪 | [投票][編集] |
雨
昼下がり
薄暗い安眠場
片手タバコに中原中也
雨
不規則音
まどろみ心地
明かり灯さずこれ駄美学
雨に酔う
文学に酔う
自分に酔う
私は太陽が苦手である
詩人:如月蒼雪 | [投票][編集] |
私は
嘘ツキで
私は
自分を傷つけ
血
単純な安堵感
薬で眠る
目覚めとともに
生への後悔
消滅願望と
生への執着
私は今
惨め
情けなく
ここに想いを
綴っております
詩人:如月蒼雪 | [投票][編集] |
ほしがきれいですか?
ほしがすてきですか?
コンビニのあかりのほうが
パソコンのかがやきのほうが
わたしをやさしくつつんでくれます
ほしはきれいですか?
詩人:如月蒼雪 | [投票][編集] |
12年ぶりだな ここに来た
理由なんてない ふと思い出した
おまえは今迷っているだろう
3つの選択肢があることだろう
ここにいるわたしは
何もしないことを選んだわたしだ
ただ時間が過ぎるのを待ったわたしだ
今穏やかに暮らしている
今のところ想像できた人生だ
いわゆる普通の仕事をして
子供もいる
幸せかと問われたら
幸せだ
間違いなく幸せだ
だから
何も怖れなくていいんだ
と伝えに来たのではない
いいんだ
そのまま死を選んでもいいんだ
死ぬのが怖くはないもんな
わかってる
強がりじゃないこと知ってる
問題ない
それはそれで幸せだ
あっちの道を選ぶのもいいだろう
その一歩が出ないか
孤独は死より怖いからな 知ってる
問題ない
ああそうだ
わたしは無責任だ
見れないからな
選ばなかった道を
わたしは見ることができない
でもおまえは
見る可能性を持ってる
わたしの暮らしも悪くないぞ
おまえから見たら
つまらない人生だろうけどな