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如月蒼雪の部屋


[22] 嘘ハシゴ
詩人:如月蒼雪 [投票][編集]

小さな恐怖
逃げるため
右足かける

下を見られず
降りられず

登る登る

彩る景色は
良くなれば

登りきるのか
戻るのか

登った距離だけ
恐怖を育て

すでに地は見えず
先も見えず

今は
この右足を恨むのみ

2006/06/01 (Thu)

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