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さきネコの部屋


[102] 虹の真上
詩人:さきネコ [投票][得票][編集]

虹の真上に 夢があった

けれど 誰も気づかなかった

夜が来るたび 星は瞬き

見つけてもらえない 夢を見て笑った




空は知っていた 真実も未来も


人は勘違い 明日は必ずそこにあるものと思っている


風でさえ 世界をすべて知っていると威張っている


結局 どれが正しいのかさえわからない




「溶けない時間だけが 記憶に残るみたい」




偶然 真上にかかる 七色の橋を見かけたら

 遠くから 虹の真上を眺めてほしい

  いつしか 七色に染められた夢に 気がつけるのは

   すべてを たくさんの視点から見られる人だけだから


2006/10/31 (Tue)

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